院長ブログ

こんにちは
山陽小野田市厚狭の、あさ歯科クリニック 院長 宮一雄 です。

 

当院の理念である
「歯科医療でいのちを守る」
のもと、日々診療に励んでいます。

 

本日はお口の中の免疫力を上げるために大切な「唾液」についてお話します。

 

 

 

「唾液」の大切な役割について

 

皆さんは口から出る唾液がお口の健康を守る大切な役割をしていることをご存じでしょうか?

 

口の中には多くのばい菌がいます。
歯周病菌、むし歯菌、カンジダのようなカビや歯周病がひどい人の中には胃がんの原因となる「ピロリ菌」がいるともいわれています。
実にさまざまなばい菌がお口の中にはいます。

 

では、お口の中にはどれだけのばい菌がいるのでしょうか?

 

ばい菌の種類は、わかっているだけで「500~700種類」

ばい菌の数は、歯をよく磨く人でも「1000~200億個」

ほとんど磨かない人ではなんと「1兆個」いるそうです。

 

 

なんと想像を絶する数のばい菌がお口の中にいますが、このばい菌からお口を守れるのは、私たちの身体の機能の中では「唾液」だけなのです。

 

とくに最近はコロナの影響でマスク着用が必須となり一年中つける人が増えているので、鼻だけで息することが難しく、知らず知らずのうちにお口で息をする習慣が身についていいます。
そして、息をすることでお口が乾燥し唾液が減ってしまうためお口の中のばい菌数を増やすことになり、短期間でむし歯になったり歯周病が進行したり、さらに、口臭がするようにもなるのです。

 

 

 

唾液を減らさないためにどうしたらよいか?

 

1.こまめに水分を補給すること。

マスク着用時はこまめに水分補給がいいです。

外出中で水が飲めない方や、水分補給でトイレを気にするからいやだという方は、

 

2.ガムをかむこと

ガムをかむことにより唾液がしっかり出てきますので、お口の乾燥を防げます。もちろんこの時は、虫歯予防のためにも「キシリトール入りガム」をかんでください。

 

3.唾液腺マッサージ

ガムも噛めない、水も飲めないという場合は唾液腺マッサージがおすすめです

 

 

日本訪問歯科協会口腔ケアチャンネルより引用

 

主な唾液腺は3つ(耳下腺、顎下腺、舌下腺)あり動画にある部分をマッサージすることで唾液の分泌をよくします。
是非一度行ってみてください。

 

 

また、最初にお伝えしたように、お口の中を常にきれいにすることでさらにばい菌が増えることを防ぐことができますので、日ごろの歯磨きとお口の中が悪くなっていないかの確認のため、定期的に歯科医院を受診してチェックしてもらってください。

 

次回は唾液のさまざまな働きについてお話します。

 

 

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